ハゲタカ

http://www.hagetaka-movie.jp/index.html

クロさんと見てきました。
ドラマにはまった時、TV放送の録画DVDを
クロさんにわざわざ押し付けて見させた私・・(;´д`)
当然のように映画にお誘いしちゃいました、ゴメンネ!
TOHOシネマズが1000円の日のせいもあるのでしょうが
朝の回は、ほぼ満席の入りでした。


映画のストーリーは、ドラマの数年後から始まります。
ドラマのメインキャストは、ほぼみんな登場して、
「今も元気でやってるんだね」というのが
見れるので、ドラマを楽しんでいたものとしてはうれしい。


色々あって、やさぐれてる鷲津(大森南朋)を、
またまた自分から苦労を背負い込む人生を送っている芝野さん(柴田恭兵)が
「お前の力が必要だ」と
むかえにいくところから、お話がスタートするので、
「あーもう、二人とも変わってないなぁ」というかんじで
ドラマからのファンは、にやにやしてしまいます(*´д`)


お話の内容は
「この先どうなっちゃうんだろうドキドキ系」なので
ネタバレを避けて、ここでは触れませんが
相変わらず、キャストの皆さんそれぞれ魅力的でした。


鷲津の、あのなんともいえない、湿気を含んだ空気のような色気とか
芝野さんの、苦境においてふるふるしてる表情とか
中延さん(志賀廣太郎)や、村田さん(嶋田久作)、古谷社長(遠藤憲一)の
渋くていいお声とか


あと、顔がキレイすぎてなんか現実感が薄い
西野氏(松田龍平)、三島さん(栗山千明)の二人に加えて
今回は、劉一華(玉山鉄二)、守山(高良健吾)という
これまたお顔が整ったキャラが出てくるので


(「・▽・)「< スーツ充! おっさん充! 渋声充! イケメン充! 
(「・▽・)「< ヒャッホー!


という感じでした。いやホントに(笑)
上記のキーワードにときめく方であれば、見て損はないかなと
思います。
もちろんお話的にも、ドラマを楽しめた方なら
面白いと思いますよ!


以下 激しいネタバレ要素ありなので、反転で。
(ちょっと辛口かも?)


!!!ネタバレ注意!!!


『彼』の最後が、なんというか・・・
「2時間スペシャルにだけ、出てくる登場人物」ぽくて
可哀想でした。
彼に恨みを持つ関係者にやられちゃうならともかく、
見ず知らずの人に、あそこで都合よく
っていうのが、ねえ。
(関係者の差し金・・・ではないですよね?口封じをしなければならないほど
『彼』がたいしたことを知っていた様子はないし・・)


しかも、都会において、ほんとに希少な
「舗装されてない場所」で、というのが、
ビジュアル的にそういう舞台を選んだ、というのは判るのですけれど
あそこだけ、一気に現実感が薄くなってしまって、それがちょっと残念でした。
まああれか、
ドラマ版で
別に、プールの傍で撃たれる必然性は無かったのに
ビジュアル的にそうなったのと、同じことかもしれませんけど。


「俺は、あなただ」だから、
『彼』は「生還できなかった鷲津」と思えば、構図としてはわかり易いのか・・。
でも、やっぱり「撃たれた鷲津と撃った西野」という構図が強固であるのに対して
「『彼』と見知らぬ誰か」という構図は弱い、と思う。


最後に鷲津が、あの場所を訪れるために、
『彼』が、完全に表舞台から去っているほうが良かったのは
とても理解できるんですが
せめて、「生死は不明」くらいにしてあげれなかったのかなあ・・と。


ドラマでも映画でも、
「ハゲタカ」は、一度どん底まで落とされた人たちが這い上がっていく様が
基本だと思うので
『彼』には、そのチャンスが与えられなかったのが
とても可哀想でした。
「悲しみを背負ったキャラクター」という意味では正しいのでしょうけど・・ね。

!!!ネタバレここまで!!!