サカサマのパテマ(ネタバレあり感想)

映画『サカサマのパテマ』オフィシャルサイト http://patema.jp/


気になってたんで、思い切って見てきました。
絵はとてもよかった!
重力方向が、誰を基本に見るかによって
がっこんがっこん変わるので、目が回りそうですが、
足元がない不安な感じは、とてもリアル。
パテマがとてもかわいかったです(*・-・)。
CVの藤井ゆきよさんって存じあげなかったのですが、とてもいいお芝居でした。


ただ、映画全体として、
パテマ以外のキャラ描写は、
もっと掘り下げられたらよかったのにな・・とは
思いました。
各キャラが「役割を演じてる」感がつよいなあ、と思ってしまって。
「どういう子なのか」見ててもいまいち伝わってこない。


ラゴスとかカホとか、人としての体温を感じられないままに
とにかく役割をこなすためにハイ出てきた!ハイ退場!って
感じでした。


そして自分は
岡本信彦さんの声がいまだに覚えられない・・。
ペルソナ トリニティソウルで知ったのに、まだ覚えられてないって
たいがいではなかろうか。
自分はつくづく少年声を覚えるセンサーがにぶい。


以下ネタバレあり感想
















お話はまあ、ある意味、予想通りのオチではありました。
都市構造がどうなってたのか、
いまいち判んなかったけど。


あと、イザムラが、あまりにも「テンプレート悪役」で、
まさに「役を演じる為だけに存在してる」感じで。
もしも中身ロボットでも驚かないぞレベル。
なんでこのオッサン、ここまでこじれてるのか、
ちょっとでもいいから
説得力を持たせられる工夫があれば、よかったのになと。


人物描写がもっと細やかなら、きっと名作になれた映画という
印象でした。