友達のかめちゃんに、誘っていただいたので
「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」を見てきました。
文楽のお話にも、色々あるんですけど
「実は××だった」という、かなり強引なオチがつく、というパターンのお話って
多いです。
「実は生き別れの親子だった」とか「兄弟だった」とか
「ひどい行いをしたのは、実は××という理由があって・・」とか
そういう感じ。
私はコッソリ、そいうタイプの演目を「つっこみどころ満載モード」と
呼んでいるのですが
「摂州合邦辻」も、まさにそのパターンです(^_^;)
以下ネタバレです・・
時代背景が違うので、今の感覚でつっこんだらイカン例も、非常に多いのですが
ヒロインが
「義理の息子に、よこしまな恋を仕掛け、
酒に毒薬を入れて病気にさせ失明させたが、それはお家の事情あってのため。
虎の年虎の日虎の刻に生まれた女(=ヒロイン)の肝臓の生き血を採って
毒を盛った時の杯で飲ませれば、義理の息子の病は快癒するので、
最後に命をかけて治します」
って・・・
ほんで自害して生き血飲ましたらハイ治りましたー て・・・
「当時の観客が見ても、つっこみどころ満載とちゃうのか?!」
と、話しながら帰り
「私たちが、スチュワーデス物語とか、あれ系のドラマを見るような感覚で
見てたんじゃなかろかー」という結論に落ち着きました。
真相はシラナイ(爆)
最近「つっこみ満載モード」な演目しか、見て無いので
そろそろ近松の世話物が見たいな・・・σ(・_・)
(近松の世話物は、実際あった事件をベースにしてることが多いから
不自然さがないし、見てて感情移入できるので)