Ever17 (ジャンル:恋愛ADVの皮を被ったサスペンスかしら)

やっとこさ先ほどクリアしました。
正直な感想は「とーにかーく長かった!!!」


このゲーム、ヒロインが5人いるのですが、
ヒロイン各ルート×4人分をクリアして初めて、
すべての謎が明かされる、ラストヒロインのルート(ココ編)に
入れるという構成なので、
都合5回、プレイしなくてはいけないのです。
事件の舞台となる「5/1〜5/7の1週間」を、何回も何回もプレイして
3回を過ぎたあたりで、正直、
「もうカンベンしてくれー」という心情になってました・゜・(ノД`)・゜・


ラストまでやった感想を、ネタバレ無しで、申し上げますと

  • ラストルートで明かされる仕掛けはお見事。アドベンチャーゲームの構造自体を上手く利用していて「そうきたか!」と思わされること複数回。レビュー読んでたら、「ADVの構造を利用する」って意味で、EVE burst errorとか、YU-NOを例に出してた方がいましたが、ちょっと近いかもしれない。
  • その仕掛けは、プレイヤーが男性である時に、最大限に効果をあげる演出。女性だと、「おお!」とは思いますが、感動の度合いはかなり下がると思います。
  • しかし、「ラストルートで全てが解明される」構造のため、そこにたどり着くまでが辛い。1つのルートが、もうちょっと短ければいいのに・・と思いました。情報量が多すぎて、4回目の時点では、1回目に張られた伏線なんて、すでに忘却の彼方_| ̄|○
  • 唐突に「いかにもエロゲー」なセリフが、別に色っぽいシーンでもないのに、不自然に挿入されるのがすごい違和感。声優さんにそういうセリフを言わせることでプレイヤーに媚びてるのかなって思うけど、もっそい浮いてます。あれはちょっとどうかと思った。
  • ラストルートで、エンディングのスタッフロールが出てから後のエピローグが長い。長すぎる。「まだ終わらないの・・?」と、途中でセーブを試したら出来たので、エピローグの途中であきらめてセーブして寝ました。こんなことしたゲームは初めてだ(・д・`)。スタッフロールの後にやるのは、本当に最後の部分だけにして欲しかった。


これも、およそのレビューで言われていたことですが、
本格ミステリのよう」っていう例えは、上手いなと思いました。
およそ現実的でない展開や、細かい矛盾やアラも、最後の鮮やかな謎解きで
帳消しにされる、みたいな感じ。


ただ、だからこそ、「最後までやらないと、全く意味がない」わけですが(^_^;)
そして、プレイ前に謎解きを知ってしまっていると、何も面白くない。
予備知識なくプレイし、最後まで見て、そこで初めてお話が完成するタイプのゲームでございました。


↓ひょっとしたら、ネタバレになるかもしれません。ご注意。







たしかに、映画「シックスセンス」や、島田荘司の「占星術殺人事件」に通じるものがありますね。このひっくり返し方。