汚れちまった悲しみに

「汚れちまった悲しみに」とは
中原中也の詩の一説ですが
なんかまさにそんな感じ。


Perfect World、あんまりやる気がないままに、
初期マップで、ちょっとだけレベル上げをしていましたら
通りすがりの人が、能力上昇の魔法をかけていってくれました。
俗に言う「辻buff」ってやつですね。


ステータス欄の下に、なんか能力上昇のアイコンがずらっと並ぶのを見て
「・・・・あー・・・・」と思い、
「そんなに必死で狩りしてる訳じゃないから、別にいいんだけど・・」と思い
「あ、いかん、お礼を言わないと」と、
慌てて
『ありがとうー』とチャット欄に打ち込み。


そこでふと気付きました。


ネットゲームを始めたばかりの頃。
辻buffをかけてもらった時に
「わあ!」と喜び
「ありがとうございますーー!!!」と
必死にお礼を打ち込んでいた、初々しい気持ちからは、
本当に、遠い所にきちゃったんだなぁ・・・と。


初めてのネットゲームをプレイした時は、
そこには、確かに「自分の知らない世界」があった気がします。
今ほど、Wikiとかも充実してなかったから
みんな知らないことばっかりで
聞いて、教えてもらって、自分が判ることは人に教えて・・みたいな
相互扶助的な空気も、今よりはあった気がするし。
(って、激しく私感ですけれどね)


まあ・・なんというか。
横殴り(他の人が狙ってる敵を横から攻撃してしまうこと)とかを
気にしながらプレイすることが、もう面倒くさくて仕方ないので
当分ネトゲは無理かもなぁ・・と、再認識した夜でした。