http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
クロさんと見て来ました。
原題である
「Our Daily Bread(=日々の糧)」のほうが
内容をストレートに表している映画です。
BGMも、ナレーションも、字幕もいっさい無し。
ただひたすらに、淡々と
私たちが日々食べている、さまざまな食べ物・・
鶏肉、卵、豚肉、牛肉、りんご、パプリカ、レタス、鮭、牛乳・・・等々が
「どうやって」生産されているのかが
映し出されていきます。
そして、それと対になるように、
そこで働く人達の食事風景が
インサートされるのが印象的です。
そこには答えも、結論への誘導もありません。
考えるのはあくまで「映画を見た人」。
「見た貴方が、感じて、読み取って、そして考えてね」
というタイプの映画です。
私は、屠畜の映像を、プロセスを追って、ちゃんと見たのは初めてだったので
かなりインパクトありました。
残酷とか、かわいそうとかは、思わないのですけどね。
(じぶん、肉食べて生きてるのに、そういう感じ方するのは、やっぱり不遜だと思うので・・。)
毎日スーパーにずらりと並ぶ量の、食料を生産するには
これだけシステマティックに「生産」しなければ
そりゃ追いつかないよね・・と、改めて認識させられました。
クロさんは「においがすごいだろうなあ・・と思って見てた」と
言ってたのですが
私は恥ずかしながら、そこまで想像が及んでなかったです。
確かに、現場は、血や肉の臭いですごいんだろうな・・・。
追記:トレーラーがYouTubeにあがってたので貼っておきます
鶏肉や卵のベースとして生産される、ひよこに関しては、
この動画を見ていただくと、イメージがつかめるかと。
「いのちの食べかた」には、こういう音楽やナレーションはつきませんが。
なので、映画を見てから、この動画みると、うるさく感じてしまいました(^_^;)
http://www.youtube.com/watch?v=bkuohLV2u0k
そして、この映画の上映館の窓口で、販売されている
「世界屠畜紀行」という本を、
買いたいな・・と思っていたのですが
いかんせん、図書カードを買ったばかりだったので
「図書カード使える本屋さんで買おう〜」と、帰り道、2軒ほど寄ったのですが
発見できず。
がっくりと帰宅し・・確認したところ
タイトル間違えて、覚えてたので
書店の検索端末で探しても、そら引っかからないはずだよ_| ̄|○
また週明けてから探しにいこう。
- 作者: 内澤旬子
- 出版社/メーカー: 解放出版社
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 単行本
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映画館が寒かった上、帰り道雨に濡れたので
冷えきってしまい、めっちゃお腹こわしてます(T_T)