オタクはすでに死んでいる

オタクはすでに死んでいる (新潮新書)

オタクはすでに死んでいる (新潮新書)

イキオイで買って読んでみましたが
それほどのインパクトは感じませんでした。


ただ、今の若い世代の多くが
「与えられるもの(お金さえ出せば手に入るもの)を、
 ひたすら消費するだけの、お客さんモード」であり
「自分が利益を得られることを、最優先する」という部分は
同感ですねー(^_^;)


なんかもー、あまりにも次から次から
「消費するものを捜し求めて必死」って感じで
泳ぐのやめたら死んじゃう魚を見ているようです。


自分は昭和生まれなので
この本で言われる、第一世代と第二世代の境目あたりなんですけど
性質としては、第二世代かなぁ・・
何かに「オタク的に」はまった場合は、
それを興味の原点として、
そこから派生する「オタク的でない何か」に
手を出そうと努力します。
オマージュの原典となる映画を見るとか
題材とされているスポーツを見るとか、そういうささやかな努力(^_^;)


たとえば
「バスケットマンガに嵌ったから、別のバスケットマンガを読む」ではなく
「NBAの試合(もちろんTVですが)を見てみて、
『おー面白いじゃん!』と新たな発見をする」
みたいな感じですね。


なんかそうじゃないと、進歩しないっていうか、空しいっていうか
あまりにも「閉じた世界」すぎて・・ねぇ(^_^;)