- 作者: 森達也
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2004/11/19
- メディア: 単行本
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映画の「いのちの食べかた」は見に行って
「世界屠畜紀行」は読んだのですが
こちらはまだでした。
「この世でいちばん大事な『カネ』の話」が
たいへん面白かったので
他の「よりみちパン!セ」シリーズも読みたくなり
これも買いました。
おもしろかったです!
Amazonか何かのレビューで、
メディアリテラシー(情報が流通する媒体(メディア)を使いこなす能力)
についても、
この本で触れていて印象に残った、というような文章を
読んだのですが、
私も、まさにそこが一番印象に残りました。
「世界屠畜紀行」を読んで、
屠畜については一応学習した後だったので
余計そうだったのかもしれません。
メディアは確かに軽薄だ。短絡的で刹那的で無責任だ。
でもならば、なぜそうなってしまうのかを考えてほしい。
批判することは簡単だ。
でも考えよう。
なぜそうなってしまうのかを。(108ページより引用)
さいきん、はてなブックマークとかで
とにかく全力で相手を批判する文とか、そんなんばっかり目にすることが
多かったので
最後の3行には全力でうなずいてしまいました。