「いのちの食べかた」森達也

いのちの食べかた (よりみちパン!セ)

いのちの食べかた (よりみちパン!セ)


映画の「いのちの食べかた」は見に行って
「世界屠畜紀行」は読んだのですが
こちらはまだでした。


「この世でいちばん大事な『カネ』の話」が
たいへん面白かったので
他の「よりみちパン!セ」シリーズも読みたくなり
これも買いました。
おもしろかったです!


Amazonか何かのレビューで、
メディアリテラシー(情報が流通する媒体(メディア)を使いこなす能力)
についても、
この本で触れていて印象に残った、というような文章を
読んだのですが、
私も、まさにそこが一番印象に残りました。


「世界屠畜紀行」を読んで、
屠畜については一応学習した後だったので
余計そうだったのかもしれません。

メディアは確かに軽薄だ。短絡的で刹那的で無責任だ。
でもならば、なぜそうなってしまうのかを考えてほしい。
批判することは簡単だ。
でも考えよう。
なぜそうなってしまうのかを。

(108ページより引用)


さいきん、はてなブックマークとかで
とにかく全力で相手を批判する文とか、そんなんばっかり目にすることが
多かったので
最後の3行には全力でうなずいてしまいました。