風色サーフ

紅の豚のフィオになって、飛行機乗りと過ごす乙女ゲー」と
表現してる方がいらっしゃいましたが
まさにそういう感じ。
飛行機整備士をめざす女の子が主人公です。


予備知識いっさいなしでプレイしてます。
アドベンチャーは、1週目、なーんも知らずにプレイするときが
一番楽しいんですよねぇ・・・(*´∀`*)
攻略キャラで、特に好みの人はいなかったのですが、
謎の多そうなヨハンがいいかな・・?とか思ってたのに、気がついたら街からいなくなってました。
たぶん、オズウェル/アレックのルートに分岐しちゃったからだと思います。
やっぱり、
「職場で一番長い時間接する仕事仲間(オズウェル」」
「自分に色々配慮してくれる気ぃつかいいさん(アレック)」とは
仲良くしないと・・と思った結果。
1週目はアレックエンドでした。


乙女ゲーとはいえ、結構、展開はシビアで、
ルートによっては、親しいキャラに人死にも出ます。

主人公(プレイヤーキャラ)の女の子も、顔はかわいいけど、
ばりばりの職人気質で、芯がしっかりしたキャラなので、プレイしやすいです。


以下はアレックルート・オズウェルルートの
ネタバレあり感想。


アレックルート

アレックさん、いい人だけど、
印象のぼんやりした、どこか不自然な人だな・・と思っていたら
その正体は
「傷つき翼をもがれ、飛べなくなった元エース」て!
想像もしてなかった過去にびっくりしました。
本来の自分を、潰されていたゆえの不自然さだったんですね。
なので終盤、本来の自分を取り戻していくにつれ、
声も表情もかなり変化していくのが印象深かったです。
格好いいけど、見てて痛々しかったなあ・・。
あと、1カットだけ出てくる「グリュンフォイエル」が、・・・なので、
別ルートを早くやってみたいです・・!


ルート最後、悲壮な展開→エンドムービー(セピア色)だったので、
てっきりバッドエンドなのだろうと思い、
ショックをうけつつ、ムービースキップしたら、
ハッピーエンドで腰が抜けました。
いや、不満があるわけではないんですが、決着つくまえに、
エンドムービーくると思わないじゃないですか!
一杯くわされましたヨ・・。
アレックとオズウェルの「約束」も、とてもよかった。
それまで、あまり好きでなかったオズウェルへの印象が
大分変わりました。いい男だね!


アレックの声が小山力也さんなのですが、
前半の演技は、キャラの状態にあわせてだと思いますが、
なんとなく、ふわふわおぼつかない感じなのに対し、
終盤では、苦悩しつつも目的を完遂する、強い演技になっているのが、
「あーハマリ役だなあ!」と思いました。
ハクオロもそうだけど、「苦悩しつつ揺れつつも貫く系」のお芝居が
やっぱりお上手ですね。


あと全然関係ないんですが、
終盤のイベント絵のアレックが、なんとなく、
中央東口さんのキャラっぽい絵柄になってるせいで、
「アイゼンフリューゲル」を思い出しました。
あれも続巻早く読みたいなー。

オズウェルルート

オズウェルルートといいつつ、半分くらいトゥーフォンルート。
そんな印象です。
オズウェルは序盤、主人公を
「女なんて」「素人なんて」と否定しまくるため、
最初の印象があまりにも悪くて、正直きつかった。
序盤の印象は、攻略キャラどうこう以前に、
「この人、社会人としてどうなのコレ?」レベルです・・。
ルート分岐してからやっと、多少柔らかい面が見えてきます。
このへんでやっと「ツンデレ」レベルになってくる。
が、彼が柔らかくなってくるのと入れ替わりに、展開が非常にハードになってくるため
なんというか、あまり心休まらないルートでした。
最後はちゃんとハッピーエンドなんですけど。


あと、どうしても引っかかってしまったのが、
「飛行機の操縦って、そんなにあっさりできるものなの?」という点です。
序盤、コリンに主人公が乗せてもらう、二人乗りのシーンでは、
「二人乗りはイレギュラー」であり、
「技量や経験を多少なりとも必要とする」かのような描写があるのに、
オズウェルルート終盤では、
操縦経験ゼロの主人公が、他国の飛行機で、2人乗りをすることが前提にされている。
オズウェルは、操縦経験がある可能性もありますが、
主人公は状況的にありえないし・・
作戦自体にどうしても「?」と首を傾げざるを得なくて
ストーリーに没入できずつらかったです。