アバター

お休みとって、
アバター(3D吹き替え版)」見てきました。


ネットでの感想を読むと、
「3Dで字幕だと、目の負担がつらいので、見るなら吹き替え版で」
というものが多かったのですが、
吹き替え版は上映回数が少ないので、
「あーもーだったら平日にいくべさ!」と行ってまいりました。


見に行った甲斐はありました。
なんというか「異世界への没入感」がすごかった。
ストーリーはかなりシンプルなので、
「パンドラという世界」を疑似体験するのが主目的の映画だと
思うのですが、
その目的は十二分に達成されたと思います。


CGとか特撮ってほんっとに進歩したのだなあと
実感しました。
「つくりもんくささ」は殆ど感じなくて、
(ごく一部、地上の大型獣はちょっと「つくりもの」の匂いを感じたけど)
植物および背景に関しては、
「ああ、きっとこういう星があって、そこの森はこんななんだな」って
ストンと思えた。


3Dも「飛び出すビックリ感」を味あわせるようなシーンは殆どなく
「現実感・空気感」を味あわせるための手法として
使っているのだろうと
感じました。


本編前にある、予告編から全部3Dで、
アリスインワンダーランドの予告を見たのですが、その時が一番
「うわっ、バリバリ3D!」という感じでした。
チェシャ猫ってほんまに空中に浮いてるのねー!という。


3D用メガネに関しては、
「重い」「メガネ使用者は2重にメガネになるのでツライ」と
ネットでえらい言われていたので
ビビリながら行ったのですが、
言うほどではなかったです。
最後のほう、ちょっとだけ耳のツルがあたるところは痛かったけど
許容範囲内でした。



以下ネタバレ含む感想。

                                                                    • -


ストーリーをシンプルにするために、
映画の中で、あんまり細かい設定は語られていないのですが
「この星の開発はいったいどこが主体でやっているの?」というのが
よくわかりませんでした。
パンフを読むと「資源開発会社RDA」って書いてあるので
まあ、国のお金をゴリゴリつっこまれてる
デカイ合弁会社みたいなイメージなのかな・・。


最終的には、大佐が一人超ワルモノな役回りになるのですが
何が彼をああいう風に駆り立てたのか?とか
考えるとよく判らないんですよね。
あんな言わば「超僻地」の指揮官としてつっこまれている以上
地球において、そう力のある立場の方とは思えないので
下剋上を狙って とかなのでしょうか。


「時代劇の悪代官」が「なぜ悪に手を染めたのか」的
無意味な考察なのかもしれないんですけどネー


まあ「僻地で」「いつ帰れるともわからず」「部下も度々殺される」日々に
いつしか何かが病んでても
無理はないのでしょうが。