はやぶさ -HAYABUSA-

母が「見に行かない?」とやたら乗り気だったので、
映画の日でしたし、公開初日に見てきました。
人に熱く薦めるほどではないですが、
手堅くおもしろかったです。


基本的には、
はやぶさプロジェクトの実在の人物をモデルにしており(名前は変えてある)、
大筋は、事実に即したストーリーです。


が、主人公の「水沢恵」という女性だけは、架空の人物で、
プロジェクトに参加した複数の女性スタッフの、実際のエピソードと
創作部分を組み合わせて造形されているようです。


最初それを知らずに見ていて、ちょっと「?」と思ったので
そこだけは事前知識としてあったほうが見やすいかも。
物語の案内役は、架空の人物であるほうがいい、というのは、
手法としてとてもまっとうだと思うので、不満はなにもないんですけどね。


演じた竹内結子さんも、
少々浮世ばなれした研究者(のひよこ?)でありつつも、
悩み多い恵というキャラを上手く演じてらっしゃいました。
西田敏行さん・佐野史郎さんの両キャストも、非常にハマリ役だったと思います。
ただ、高嶋政宏さんは、いまひとつ自分はしっくりきませんでした。
なんかちょっとだけ浮いてるような。