ダミヘCD、いろいろ聞いてみて


ダミヘ系CD、実はほかにも、何枚かまとめて買ったんですが
ぶっちゃけ、「1回聞いたら、もういいや」 
「あかん・・聞いてるのしんどい・・・」というのも、けっこうありました。
挫折してしまって、最後まで聞けてないやつも、1枚あったりします。
演じてるのはベテランさんなので、
お芝居が下手なわけではないと思うのですが、なんというか・・・・、
一人語りを続ける時の、セリフを細かく切る感じと、
口先での小さいお芝居ぽい語り口が、
生理的に、自分にはどうにもあわないのです。イラッとしてくる。
「腹から声出そうぜ!」的な('A`)


こういうのは、ひとことふたことのサンプルボイスの試聴では、
なかなかわからないと思うんですよねー・・・。


買ったのはどれも、Amazonでのレビュー評価は高かったCDなんですが
やっぱり、この手のCDって、
個人の好みで、評価に激しく差がでる商品だなーと。


ゲームだと、シナリオ・システム・絵・音楽・キャラも複数、などなど、
構成要素が多岐にわたるので
「ここは好かんけど、ここはいいよね」って、良かった探しできるけど
シチュエーションCDは、
演者は1〜2人、BGMはたいへん控えめ、なので
シナリオと演技、この二つともが一定のレベルに達してて、
なおかつ自分の好みにあってないと
「聞いてるのしんどい・・」になっちゃうから、
結構バクチな買い物ですなあ・・。


結局、買った中では
「禁断吸血鬼 〜黒薔薇ノ皇帝〜」が、
自分にとっては、ダントツで良かったので
こればっかリピートして聞いてます。
BGMもシナリオもよかったし。
特に熱心な津田ファンという訳でもなかったのですが、
(ずっと「お上手だなあー」とは思ってましたが)
今回はなんか、格の違いを見せつけられた感がすごかった。


次点でよかったのはやっぱり「添い寝羊 要」ですね。
下野さんも、自然なお芝居が、とても上手い方だなあ・・と思いました。
フリートークで、ご本人が素で、考え考えしゃべってはる時より、
要として台詞を言ってはる時のほうが、むしろ自然に聞こえるくらいでした。


津田さんが「朗々とうたうような、演技の見事さを感じさせる上手さ」なら、
下野さんは「演じてることを感じさせない上手さ」でしたね。
対照的ですが、どちらもすばらしかったなーと。


【おまけ】
タイトル出すのはちと恥ずかしいので、こっそり書きますが
R18的展開のあるCDも、1タイトル聞きました。
乙女ゲーのシナリオライターさんの作品だったので、
構成もしっかりしてて(ヤンデレ系の話なのでけっこう怖かった)、
ちゃんと最後まで楽しめたのですけど
CDを聞いた方が、感想で
「恥ずかしすぎて思わず再生を止めてしまった」「ここの台詞のフェロモンがすごい」と
こぞってレビューで書いてはるところ
自分は、わりと、さらーっと流して聞いてしまったので
再度 「ああー、やっぱこういうジャンルは、
個人の趣味嗜好で、思い切り評価に差がでるよなー」と思いました。ハイ。
(いえ、聞いてていいお声だと思いますし、
そのシーンは確かに色っぽかったんですけども、
 自分の閾値は、特に超えなかったというか・・・)

だんだん、耳がダミヘに慣れてきちゃったのも、あるでしょうねー
(刺激に脳が慣れてしまうのが、割と早い性質なもので。あきっぽいともいう)


あとですね、そのCDで、キャストさんの片方が、
アーシャのアトリエ」で、アーニーを演じてらした方で。
アーニーは、ヒロインのアーシャの世話を焼いてくれる、
とても優しい・・というか、ほとんど「お母さん」のごとき包容力の青年でして、
酔いつぶれたアーシャを、ベッドまで送ってあげるイベントタイトルが
「送り羊」だったという、ぶっちぎりレベルで、
ぜんぜん色っぽい展開にならず、まさに寝かしつけるおかあさん。
その声の方が、ヤンデレ高校生役でしたので、
「もしかして、病んだアーニーが聞けちゃうのだろうか!だとしたらすごい」とか
完全にあさっての方向にズレた期待を抱いて聞いたのですが
当たり前ですが、声色自体がずいぶん違いました。ちぇ。
(ちぇっじゃねえだろ)


声色とかお芝居の違いとか、いろいろ奥が深いので、
あたりをひくのは難しいけど、面白いですよね・・ウフフ・・・(*´Д`) (声オタの業の深さよ)