- アーティスト: 下野紘
- 出版社/メーカー: ティームエンタテインメント
- 発売日: 2012/06/20
- メディア: CD
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ツタヤディスカスで借りました。ダミヘCDです。
これはねぇ・・・・・・・、ごめんなさい。
タイトルコールの第一声で、すでに噴きました。(ひどい)
なんだろう・・気取った物言いのはずが、笑いを誘わずにいられない・・・
禁断吸血鬼シリーズについて、
「シナリオがいけてない」というレビューを
Amazonで散々見かけましたが、たいへんよく判りました。
大時代的な設定なのに、笑い(ただし苦笑)を誘うような要素が、多すぎだろう('△`;)
最終巻(第6弾)である「黒薔薇ノ皇帝」では、
そのへんがだいぶ改善されていたのと
津田さんの舞台俳優スキルでカバーされていたので
あまり気にならなかったのですが
「白薔薇ノ王子」は、まだシリーズ第2弾なので、アラがありまくりです。満載です。
ヘッドホンテストの呪文が
「イヤホン・アルイハ・ヘッドホンデ・キキナサイ スピーカー デハナク」ってなんやねん。
そんなん、いくら役者さんが大真面目に演じても、噴いてまうわ。(ヽ'ω`)
まあそんな感じなので、「黒薔薇ノ皇帝」と違って、
正直、お話にはぜんぜん入り込めませんでしたが
(聞いてる間、ずっと困惑して苦笑していた・・)
後半の、主人公がヒロインを試し、
葛藤するあたりのお芝居はよかったと思います。
主人公は優しく穏やかな性質(白)、すぐ逃げようとする弱さ(白)、
吸血鬼生来の吸血衝動(黒)、吸血鬼の一族であることに対する諦観(黒)、
そういうものが、ないまぜになっているキャラなのですが
白系のお芝居のなかに、一瞬、黒系の要素が混じりこんでくるところが、聞いててぞわっとしました。
まっ白な牛乳に、ふと黒い墨汁が一筋まじって、ぎょっとする違和感。
個人的な印象を中二的に語ると、
ジョージさんのお声とお芝居には、
「滅び/闇/死/人外/狩るもの」的な要素が
色濃く含まれていると感じているのですが
(なので、そういう役がとてもよく似合う。アーカードとかまさに)、
下野さんのお声とお芝居は、
「元気いっぱい/光/まっすぐ/優しい」要素がベースと思われるのに、
「光から闇への豹変」がなされたとき、ものすごく印象的なんですよね。
「光が闇のふりをしているのではなくて、確かにはっきりとした闇もそこにあるのだ」と思わせるインパクト。
黒いお芝居を、もっと聞いてみたいです。
遙か5の祟も、豹変する役だったはずですが、
シナリオが不出来だったことしか覚えてなくて・・・
ああでも、遙か5ってパートボイスだし、
どうだったか覚えてない・・。
ゲームが長すぎて、確認のために再プレイする気力がわかないんだよな〜 (ヽ'ω`)
※後日追記
幸い、「遙か5」のそのあたりのセーブデータが残ってたので、
該当箇所をプレイしてみました。
まさに、真っ黒に豹変してたのですが・・・
お芝居に感想を抱くよりも、
ただもう、シナリオにイラッときて苦痛でした (ヽ'ω`)
ほんま私、遙か5苦手だな・・・
ぶっちゃけ、キャストは豪華なのに、どのキャラもあまり魅力を感じないという
ある意味稀有なゲームです・・
ちなみにジョージさんは、闇のイメージが強すぎるせいか、
「光→闇の豹変」があっても、「あっやっぱり・・!」という感じで
「さあ、黒くなったこれからが本番ですね!ワクワク!(*・▽・)=3」に
なってしまいます(笑)
ストーリー的にもそういう展開が多いからな〜
(巌窟王とか、テイルズオブジアビスとか、Fate/Zeroとか。
わあいくらでも出てくるし・・)
まあアーカードのイメージが強すぎるので、
シチュエーションCDで、ジョージさんが吸血鬼を演じる機会はないだろうな、と思うと
すこーしだけ残念です。