風立ちぬ

半休とって、レディースデーで見てきました。
夏休みだけあって満席。

感想は以下のとおり。


【良かった点】

主人公の同期(本庄)役の、西島秀俊さんが
とても良いお声で、
お芝居もうまくて、かっこよかったです。
本庄と主人公が、二人で話しているシーンでは、
「えっと、どっちが主役だっけ・・・(;´д`)ノ」感が。
國村隼さんもすごいよかった。
西村雅彦さんと風間杜夫さんもばっちりでした。
皆さんもともとお声がいいし、上手い方ばっかりですからね( ´ ▽ ` )


あと、メガネ男子はやはり良いですね。(単なる個人的な趣味)
主人公をはじめ、航空機エンジニアがひしめく職場が舞台なので、
定時後の勉強会で盛り上がるシーンとか良かったです。


【残念だった点】

上記以外、何を楽しんだらいいのかよくわからなかったというのが
正直なところ・・。
「空を飛ぶ爽快感」を味わう作りではあまりなく、
「飛行機の開発」部分は、ファンタジー風味でぼんやりとソフトフォーカスがかけられ
「ラブストーリー」部分は、
『あー、昭和の男性が思い描くところの理想の女性は、こうですか・・』的な展開。


あと、効果音を人間の声で作る、という手法がとられているのですが
震災の時の音とか、戦闘機の飛行時の音とかに
あきらかに人の声っぽい音が入っているのが、
自分は気になって仕方がなくて・・・。
「その音を意識させる」意図でやっているのではない筈なのに、
耳について、気持ち悪くて仕方がないのです。


気にならない人は、全然気にならないんだろうし、
人によるとは思いますけれども・・・・。
別に、ゼロ戦の実機のエンジン音聞かせろというのでは、ないのですが
機械のたてる音は、機械から生じる音を加工するなりして使ってほしかった。


すごくへんな例えですが、
「背景の壁紙の柄に、心霊写真使われてる」みたいな、
自分にとっては、なんともいえない気持ち悪い感触でした。