「年寄りが、定番の時代劇ドラマを好んだのと同じ理由かもしれない…」と思いつつ
あいかわらず、手当たり次第、適当になろう系を読んでいます。
「定型化されていて、新たなシステムをいっしょけんめ咀嚼しなくても読めるお話」のラクチンさよ!
と は い う も の の
「あっ えっと またこのパターンですか…
ちょっと食傷気味で…ございます…」
となってきたりなんかして
『消費者』とは、たいへん得手勝手なものですね…
まことに申し訳ございません…
なろう転生(または転移)系の『お約束』は抵抗ないんです。
黒髪黒瞳珍重とか、
食にこだわる日本人→自炊→あまりゴハンのおいしくない異世界の人にモテモテとか
近現代の技術を伝えて俺TUEEEとかは
それこそ「キャロルー!」「メンフィスー!!」の頃からの
古典的王道のお約束なので全然オッケー。
そっちじゃなくて
BL転生(または転移)系で
現代日本ではノンケの成人男性だったと思われる主人公が
向こう行ったらティーンのオンナノコみたいな、かわいい守られる系メンタルおよび口調に
お話が進むうちに、いつのまにかなってしまっているのが
「えっ またですか」ってなってしまう…
ヒロイン補正がかかると、人格の中身がめちゃめちゃ変質してませんか…?という困惑。
(最初っから同性愛者で線の細い美少年なら別に変質ではないんですが、
どうもそうではない)
読んだ小説、全部が全部そうじゃないのですが
そういうパターンのお話にあたることがかなり多い。
えっちシーンだけそういう感じになっちゃうのなら判るんですが
平時もそういう人格の変化が見られるケースが多くって。
BLだからそういうものなんですかね…?
どっちかというと乙女ゲーの文脈で育っていて
BLにさほど詳しくないのであまり判っておりません。
「乙女ゲーのヒロインの座を美少年に入れ替えたような構図」のお話が多いな…と
おもいつつ読んでます。
「男性妊娠」は私も少々苦手ですが
あれも「オンナノコ化」が激しい結果ああなるのかなと。
「男性同士だと、子供が出来なくて世継ぎ問題が発生しないので、男性の恋人は側室として何人でも持てる」とか、そういう世界観設定の方が納得いきます。
「じゃあ貴様はガチムチゲイな話が読みたいのか」って言われると
そういう訳でもないので
「ええ塩梅」というのはとても難しいのだな…と思った次第。
まあ言ってしまえば「好みの問題」でしかないのですが。
なので時折、
成人男性(または成人女性)メンタルを
転生後(転移後)もちゃんと保ったままの主人公のお話にあたると
小躍りして喜んでます。すばらしい。
ただ単に、男女問わず「オトコマエ」な主人公が好きなだけかもしれませんが…。