- 作者: 小川洋子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/26
- メディア: 文庫
- 購入: 44人 クリック: 1,371回
- この商品を含むブログ (1051件) を見る
年賀状見てたら、どうにも気持ちが↓向いてきたので、読書。
お正月用に読む本無いのは、やっぱマズイ?!と、昨日買っておいてヨカッタ(・_・;)
せつないお話です。
交通事故のせいで、脳に障害が残り「直近80分間の記憶しか維持できない」老博士と、
その家に家政婦として行くことになった「私」と、彼女の息子のお話なのですが
やはし泣けてしまった・・・。・゚・(ノД`)・゚・
毎朝、目が覚めるたびに、改めて絶望に叩き落される博士のシーンは、
もうねー・・・読んでて胸が痛かった・゚・(ノД`)・゚・
忘却は、救いになることもあるけれど、こういう場合は凶器にしかならないんだなあと。
そんな中でも、人は触れ合い、やさしい繋がりを作っていったお話です。