もうひとりのじぶん。

当初は、ひつじのアイピロー「はんぷ〜」と、わたくし「たさき」が、
掛け合いの形で話していた、この「つれづれ」も、
たさきの独白形式になってから、もうかなり経ちます。


「はんぷ〜」は、「たさき」の中の、
「よきもの、やさしきもの」の象徴でした。
「もし、自分がとてもやさしくて、とてもいい子(=はんぷ〜)だったら、こういうリアクションをするだろう」
はんぷ〜との掛け合いは、そういう想定で、書いていました。


しかし、自分があまりに弱り、希望なんてもてない状態になってしまっていたころ、
「よきもの、やさしきもの」のように、物を考えてみる、ということができなくなっていました。
私は単純ゆえに、うそがつけないので、
思ってもいないことを語るのが、しらじらしすぎて、できなかったのです。
つまり、「はんぷ〜」に、なってみることができない。
ゆえに、「はんぷ〜」は話せない。
それが、いつしか独白になってしまった、理由でした。


そして、ネットゲームをはじめて。
「サキ姉」が生まれました
彼女は、私の中の、「泣きながらでも、くじけない」ものの象徴だったような気がします。


自分の出来る限りで、『自分がやるべきだと思ったこと』に全力を尽くして、
最後まで投げ出さず、走りきることを至上とする。
彼女はなにか、そういうものでした。
(もちろん、自分ひとりではふんばりきれず、周りに助けてもらいまくりでしたが・・・)


そしていま、「サキ姉」が役目を終えて。


つぎの「もうひとりのじぶん」は、どんな特性なんだろう、と、ぼんやり考えてみたりします。