電脳コイル

録画してる分が、どんどん溜まってて、マズイのですが、
暇をみて、ちょっとずつ見ています。
(見たいんですけど、体調が悪くてあんま進んでない)
やっと3話目くらいかな・・・?
なので「最初の方だけ」見た人の感想です。
(今、どこまで話が進んでるのか判んないから)


10年くらい前に、内田美奈子の「BOOM TOWN」という漫画がありまして、
私はとても好きだったのですが
(確か、連載されていた雑誌の廃刊で、未完のまま終わってしまった筈)
あちこちで言われていますが、「電脳コイル」と少し雰囲気が似ています。


「BOOM TOWN」では、
ユーザーは、巨大な電脳仮想空間の中の都市「ブームタウン]に
全感覚変換装置を使ってログインします。
自分のリアルな視覚・聴覚・感覚等をそのままに、
セカンドライフ」をずっとずっと高度に、
超リアルにした仮想世界にログインするような感覚かな?


主人公達は、その世界の「デバッガー」。
仮想空間っても、ようするにプログラムなので、色々不具合が発生するため
(不具合=空間に穴があいちゃったり、モンスターのような有害なモノが沸いたり、などなど)
それを直したり問題対処する人=デバッガーです。


いっぽう電脳コイルでは、「仮想空間」にログインする訳じゃなくて、
「電脳メガネ」をかけることで、現実世界に「電脳情報」を重ねて見てるんだよね?
この感覚に、まだちょっとなじめてないのであります。


人間が、古いからかもしれませんが(トホホ)、
「別世界(仮想世界)にログイン」は、すんなり判るんだけど、
「現実世界に、別情報を重ねて表示」するのが、
いまいちまだ、感覚がつかめないのです。


ヘッドアップディスプレイ的に、
「そこにないものが見える」のは判るんですけど、そこまでなんです。
「電脳ペット」が見えるところまでは、判るんだけど、
手触りはないのに(グローブつけてる訳じゃないので、
撫でる蝕感は、自分の手にフィードバックされない)、
電脳ペットを撫でる、っていう感覚が、いまいちピンとこなくて(^_^;)。


実際の町並みの建物などにも、すべて電脳情報が設定されていて
メガネをかけているときは、
その電脳情報の方が表示されてる・・らしいのだけど


なんというかコレは、「Google Earth」とか「Mapion」の電子地図を、
もっともっと高度にリアルにしたものを
常に目の前にある「現実のオブジェクト(ビルとか)」に上書きして
表示してるような感覚なのかな・・・?
これがまたピンとこない。(´・ω・)


目の前の目視情報は、リアルで見えてるほうが、最新なのは間違いないのに
なんで上書きするんだろう・・・?
付帯情報(そのビルの住所とか、どこの所有かとか、材質とか、まあ色々)だけを
座標に合わせて提示するんじゃだめなのかな?


ずっと続けて「電脳コイル」を見ていれば、
この違和感はなくなるのかな。
攻殻機動隊」を読み始めた頃は、
義体」という言葉に、違和感を覚えたけれど
今は普通に感じてるので、
同じような「慣れ」の問題なのかしらん。