エンダーのゲーム(舞台挨拶付き 先行上映回 感想)

エンダーのゲーム | 映画

梅田ステーションシネマで行われた、
吹き替えメインキャスト3名の舞台挨拶付先行上映会に行ってまいりました。


配られた非売品のプレスシート。


  • 舞台挨拶の感想


登壇は、逢坂良太さん・佐藤聡美さん・白石涼子さんのお三方。
梅田の映画館で、吹き替えキャストの舞台挨拶はめったにない(・・と思う)ので
ちょっと高かったけど、チケット買って行ってきました。
劇場(スクリーン10)のキャパは100人くらいなので、
H列でも十分近い感じでした。


逢坂さんは、青と黒のチェックジャケット、中は紺のTシャツ?にジーンズ。
はた魔王イベントの時は、さすがにステージが遠くてよく判らなかったのですが
お噂どおり、頭がめっちゃちっさくて長身でした。
佐藤さんは、白地に茶色っぽいペイズリーのワンピース。
とてもかわいらしい印象の方でした。
白石さんは上半身白のノースリーブに襟元が黒っぽい柄で、下はベージュっぽいスカートで
(たぶんワンピース?)お綺麗な方でした。


白石さんが、さっそくツイッターに写真あげてくださってますね!
(ツイートの「URL」クリックで写真へ飛びます)

こちらはなんばの劇場のほうですが一緒に。


佐藤聡美さんのブログも、お写真いっぱい載せてくださってますね!

ありがとうやで! | おさとう缶。



舞台挨拶の内容、覚えてる限りで書きますと、


大阪へ来る新幹線は、お3人ともご一緒だったらしいのですが、
新大阪に着いたときに、
白石さんが、ぼそっと「大阪かぁ・・」と呟いたら
自分が呼ばれたと勘違いした逢坂さんが、「えっ」と、がばっと振り向いて
「逢坂さんが・・大阪に・・!」というネタがツボに入ってしまった佐藤さんが大笑い、という
なごむエピソードがあったとか。


佐藤さんは、以前に大阪に来られた時に、
串カツの「ソース2度づけ厳禁」を初めて見て、
「あーっ!これが!!」と、めちゃめちゃテンションが上がったとか。
今回の吹き替えのペトラ役は、凛々しい女の子の役なんだけれども
彼女は心にやわらかい部分もちゃんと持っている子なので、そういうところのお芝居も
聞いていただけたらうれしいですとか。


白石さんは奈良出身なので、
「大阪はお久しぶりですか?」と聞かれて
「あ、いえ、お正月に実家帰ってきたところなんですけど」と答えて
客席が思わず笑ってしまったりとか。


逢坂さんは今回、外画の吹き替えが初めてで、
普段は30分アニメの台本だと、そんなに重くないのに
外画の台本は2時間ぶんなので、とにかく分厚くて重くて、
持っている左手が途中でつってしまって、
動かなくなってしまったそうです。


あと、「共演者の方にアドバイス等はもらいましたか」の質問に、
共演者ではないのですが、
逢坂さんは、浪川さんに、吹き替え時の注意とか色々教えてもらって、
実際に吹き替えをしているときには、色々それを注意してやっていたはずなのですが
吹き替えが終わった時に、バーッと記憶が飛んでしまって、
「どんなアドバイスをもらって、何をどうやったか、まったく覚えていないんです・・」との
ことでした。


逢坂さんも佐藤さんも、今回、外画は初めてとのことでしたが
白石さんもおっしゃっていたとおり、堂々としたもので
本編を見て(聞いて)、全く違和感等はありませんでした。


そして、舞台挨拶が終わり、声優さんたちが袖に退場して、
さてこれから上映・・という時に
わらわらっ!と、20〜30人くらいの人が、劇場から退席したので、
めちゃめちゃびっくりしました。


「え? ここ、このまま座ってたらいいんだよね・・・?」と不安になりましたが、
おそらくアレ、梅田と、なんばの劇場、両方のチケットを取った人が、
つぎのなんばでの舞台挨拶を見るために、退場したんだと思いますが、
想像もしてなかったことなので、心底びっくりしました。
隣の席の人も、上映開始10分くらいで退場したし・・・。
いやまあ、お金払ってるんだから、別にいいのかもしれないけど・・
でもなんか、ちょっとなあ、と
思いました。

  • 映画本編の感想


吹き替え版視聴、ネタバレなしの感想です。


すごく正統派のSF映画だなあと思いました。
主人公エンダーが、線は細いものの、
割と初期から、抜きんでた能力を持っているので
「成長物語」というのとは、ちょっとだけ違うかな・・?という感じもします。
普通の子が劇的に成長する話ではなくて、
特異な才能を持った、「他の人とは違う視点」を持つ子が、
少しずつタフになり、少しずつ味方を増やし、最後は精神的に成熟する・・でしょうか。
大佐はどうやって、エンダーの資質を見抜いたんだろう?
そこの描写がもっとあったらよかったのにな・・。


アバター」みたいに「いかにもな悪役」は、ほぼ登場しないので
(意地悪をする上官はいますが、彼は「人間が小さすぎた」感じで、「悪役」ではないと思う・・)
自分は「アバター」より「エンダーのゲーム」の方が、お話として、見ててしんどくなかったです。


逢坂さんの声とお芝居は、エンダーにぴったりでした。
声もお芝居も、あまり癖がないので、
どんな役でも「すっ」と馴染みはるんですよね。
エンダーみたいな線が細めの役も、
ダイヤのAの沢村みたいなちょっと荒っぽい役でも
どちらでも違和感がない。上手いなあと思いました。


あとワタクシ、磯部勉さんのお声が大好きなので、
大佐の声が磯部さんで、出番が大変多くていらっしゃるので、耳が幸せでございました。
たとえば大佐の声が冷たい感じの方だと、
また大分違って聞こえると思うのですが
磯部さんだと厳しい中にも理性的な温かみがある声なので、
厳しく鍛えながらも
「それはエンダーへの期待ゆえなのだ」という大佐の思い入れが
うまく出ていたと思います。